（　　）内年齢

明治２３年　６月　１日  幸田露伴 （２２）饗庭篁村と箱根の帰り国府津館に一泊

　　２６年１０月        島崎藤村 （２１）国府津より前川の北村透谷を訪ねる

　　２８年１２月　      高山樗牛 （２４）熱海に転地の途中国府津館に一泊

　　２９年　２月中旬    福沢諭吉 （６２）蔦屋に滞在し遊び伊勢旅行は山北で弁当買う

　　３７年　２月        千家元麿 （１５）南洋の無人島に行く船に乗るため来訪

　　３９年　３月３０日  岩野泡鳴 （３３）熱海に行く途中船を待つ

　　４０年　１月３０日  志賀直哉 （２３）箱根からの帰途国府津海岸を散歩する

　　４１年　８月        富田砕花 （１７）国府津に避暑する

　　４２年　４月        真山青果 （３０）国府津の海浜に１０日ほど滞在する

　　４３年　５月　８日  荒畑寒村 （２２）湯河原への途中国府津館に泊まる

大正　５年　３月１０日　宮沢賢治 （２０）関西方面へ旅行中通過、箱根を短歌に詠む

　　　５年１２月　１日  岡本綺堂 （４４）神経衰弱不眠のため３週間国府津館に療養

　　　８年　６月１７日  有島武郎 （４１）箱根の帰途国府津に一泊

　　　８月初旬    　　　金子薫園 （４２）妻子を連れて遊ぶ　短歌「国府津へ」

　　１２年１０月１５日  寺田寅彦 （４４）小田原に地震調査に行き蔦屋に泊まる
    １３年　９月        生田蝶介 （３５）国府津に一夜を過ごす　短歌「国府津の一夜」
    １４年　１月　７日  平福百穂 （４７）外遊から帰朝の斉藤茂吉を出迎える
            ５月末      島崎藤村 （５３）蔦屋に保養滞在６月１８日帰京
    １５年　１月　３日  坪内逍遥 （６６）高田早苗別荘・香実荘に招かれ妻と行く

　　　　　　　　　　　　　（昭和３年１月１６日市島春城も交えて映画撮影）

昭和  ２年  ２月  ５日  宮本百合子(２７）父の中條�沿齪Yの別荘に一泊

　　　　　　　　　　　　　（後も７年９月、１２年９月、１９年３月訪れる）

　　　３年１１月　５日  河合栄次郎(４４）箱根に滞在中国府津の蔦屋に２泊する

　　１０年　３月        萩原井泉水(５０）国府津に遊ぶ

　　１８年　３月２１日  室伏高信  (５０) 国府津館に泊まる

　　　　　　　　　　　　　（生シラスが気に入り毎月２・３日国府津で過ごす）

　　１８年　６月２８日  本多顕彰 （４４）国府津に移り住む

　　１９年　晩春        幸田露伴 （７０）箱根の帰路国府津館に数日滞在する

　　　　　　　　　　　　娘の幸田文ら一族も訪れる

　　　　　　　　　　　　柳田国男・円地文子らは国府津館に滞在して執筆
                        尾崎一雄は文人仲間と度々国府津館に集う